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2004年 11月 16日
ガロ作家原画展
ちょうどふれあいエスプ塩竃で『ガロ作家原画展』が行われていました。
恥ずかしい話、『ガロ』という月刊誌の存在は知りませんでした。
あのゲゲゲの「水木しげる」をはじめ数々の作家達の原画が集められていました。
ここでなんで取り上げたかというと「白土三平」の『カムイ伝』(写真)は実は昔読んだことがあったのです。父が持っていたか、田舎にあったかで、とても懐かしい感じがしました。タッチはとても今の漫画では見られない(僕が見た限り)、なんというか暴力的なタッチで(僕が思うに)ストーリーもとても濃いというか生々しい感じです。しかし、それが読む人を強烈に引き寄せるのだと思います。取り憑かれたように読んでしまう力があの漫画にはあると思うのです。
ハードカバーで全15巻(多分)時間があればそこで読んでしまいたいと思いました。

僕の大好きな「井上雄彦」の『バガボンド』のようなきれいな描写と洗練されたタッチで描かれる漫画も読んでいてとても面白いのですが、『カムイ伝』のようなドロドロとしたストーリーで、雨で泥まみれになる格闘シーンなどの場面では、泥の茶色いジャリジャリした水の玉がこちらに飛んでくるような、腸を地面に投げ打ってそれでも戦い続ける場面ではその匂いまでもがこちら側に伝わってくるような、そんな描き方もとても面白いです。


ガロ作家原画展_b0051887_1503152.gif



長井勝一漫画美術館・ガロ作家原画展

日時:10/5~10/17 (10:00~17:00)
場所:ふれあいエスプ塩竃 ミーティングルーム
   入場無料


長井勝一漫画美術館
白土三平ファンページ
カムイ伝
inoue takehiko on the web
バガボンド

by hrcod | 2004-11-16 15:00 | ◆kenchiku travel


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